こども食堂について

こども食堂の始まり
こども食堂の始まり
最初に「こども食堂」を名乗った小さな町の食堂があらわれたのは2012年。今では全国で9,000か所以上に広がりました。福井県でも同じような取り組みが各地で行われるようになり、そのうち39団体が「こども食堂ネットワークふくい」に参加しています(2024年3月31日現在)。
はじめは無料あるいは安価な食事を子どもたちに提供することを中心に始まった「こども食堂」ですが、10年以上の月日を経て、今では様々なかたちの子どもと地域のための活動へと広がってきています。
いろいろな活動を含めて、子どもたちと地域住民のための新しい交流の場をつくりだしているのが「こども食堂」と呼ばれている取り組みです。皆さんの身近な地域にもどこかにこうした場があるはずです。ご利用につきまして具体的なことは各団体まで直接お問合せください。ボランティアを求めたり、寄付を募っている団体もたくさんあります。このホームページでお住いの地域の「こども食堂」の活動について知っていただき、「こども食堂」へのご支援・ご協力の輪を広げていただければ幸いです。
 
食事を通した地域の交流
食事を通した地域の交流
地域の公民館、コミュニティセンター、お寺、教会、個人の自宅、などでの子どもたちのための食堂開催は、今もその主な活動の一つです。食事の提供とならんで、無料学習支援、宿題の見守りなどの「居場所」活動、食育活動、さまざまなリクリエーションイベントなどを合わせて行っているところも多数あります。
多様性のある地域づくり
多様性のある地域づくり
子どもだけに限らず、地域の高齢者や独居の住民を含めて、老若あらゆる世代を対象とした地域交流の場として運営されているところもあります。外国にルーツをもつ子ども・大人たちや、さまざまな社会的マイノリティの方々の参加にも配慮した、地域の多様性を持った交流の場をつくりだしているところもあります。
食品配布と地域見守り
食品配布と地域見守り
食事の提供だけではなく、子育て家庭に食品や日用品を届け、地域での見守りを行う「こども宅食」や、お弁当や食品配布(フードパントリー、フードバンク)の活動に取り組んでいる団体もあります。こうした活動は地域でフードロス・食品ロス削減に取り組んでおられる企業・団体、小売業の皆さま方からのご寄付によっても支えられています。